life in Norway

オスロ大学での留学について気ままに綴ります

あなたは留学を通して何を学びましたか?

こんにちは。

Gender equalityのクラスの3日間のtake home examを乗り越え一安心してるようこです。このテスト3日間で18000文字のレポート書けっていうものなんですけどなかなかつらかったです。もう終わったことなのであまり触れませんが。。。

 

さて。

もう11月も半分が過ぎ、私の留学期間は残り1か月ちょっととなりました。

はやかったなぁ。楽しかったなぁ。としみじみすることが増えております。

 

帰国したら私は就活というこれまでの人生最大の試練を乗り越えなければなりません。

就活のとき、きっとこんなことを聞かれるでしょう。

「あなたの強みはなんですか?」「あなたの短所はなんですか?」

そして、私は留学しました!ではなく、留学を通してこんなことを学びました!と言わなければならないでしょう。

 

長くなるので、今回は留学を通して気づいたことについて、書こうと思います。

 

久々に留学の志望理由書を読み返してみると、、、恥ずかしいですね。希望に満ちあふれた文章です。

 

私が留学したかった理由は、勉強したかったから。

志望理由書には、多様な価値観を持った学生と意見を交換し視野を広げたい!などとまああるあるな海外志向な文章を書いておりますが、実のところ、ただ単にジェンダー論と福祉政策が勉強したかったんです。日本にいるとき、勉強してなかったわけではありません。でも、部活とサークルとバイトをこなす日々の中で、勉強のプライオリティがとても低かった。講義には行く、でも疲れてて寝てしまうことも多かったし、教科書はろくに読んでなかった。試験前に自分のノートを振り返るだけで、必要最低限の勉強しかしてなかった。最近のテストの傾向として、いかに「授業」の内容を理解していたかが問われるから、ちゃんと出席してれば悪い成績なんてとらない。とりあえず要領よくこなしていただけで、勉強というものにきちんと取り組んでいなかったんです。だからいま、日本で学んでたことなんてほとんど覚えていません。

だから志望理由に、この半年は勉強に専念したい。と書きました。

 

こっちにきて、この目標は達成されたと思います。ちゃんと毎日勉強してました。課題文献は真面目に読んでました。テストでどんな評価を食らうのか分かりませんが、自分的にはジェンダー論と福祉政策について真剣に考えて悩みまくった。みんなが旅行で授業を休む中、私は1つもスキップしなかった。病みそうになるくらい、真面目でした。特にジェンダー論は、毎週課題文献が膨大で、クラスのみんなが量多すぎ無理って言ってたけど、私はほぼ読んでました。100%理解していたとはいえないけれど、読もうと努力しました。日本みたいに、講義で教授が丁寧に1から10まで教えてくれるわけではなくて、基本この文献読んで自分で理解してね、というスタンスなので講義はあくまで勉強のアウトラインでしかない。教えてもらったことを暗記するのではなくて自分で読んで自分なりに自力で解釈しなければならない。これが学ぶことなんだ、考えることなんだと、知りました。テストのためだけではない勉強はおもしろかったしもっと学びたいとも思うけれど、かなりしんどかったです。

 

留学する前、実は私はこんなことを期待していました。

様々なバックグラウンドをもつ学生と和気藹々とクラスでディスカッションをし、図書館にこもって勉強して、休みの日は友達みんなで出かけて、パーティーもして。。。

キラキラしたキャンパスライフが待っていると。

 

しかしいざこっちに来てみて、どうでしょう。

8月のオリエンテーション期間は、頑張ってました私。

イベントは全部行った。バディグループ(割り当てられた留学生たちのグループ)がみんなで出かければそれにもちゃんと行った。どこかのstudent societyにも入ろうとした。この期間にたくさんの人に出会いました。それはそれでよかったと思います。でも、大半の人のことはもうあんまり覚えていないし、仲良くない。

なぜなら、私はもともと大人数でわいわいするのが好きな人じゃないからです。パーティーなんか大嫌いなのに、無理して行っても、パーティー大好きピーポーと結局は友達になれないんです。全然楽しくないんです。留学を通して自分を変える!!と相当強い意思を持っていない限り、なかなか、そう簡単に人は変わらないんだなと思いました。日本で地味~に生活してきた私が留学したからといって自動的にいわゆるリア充な生活を送れるわけはないんです。

 

色んな人に会って頑張って会話することに疲れた頃、友達、いや、親友ができました。フラットメイトたちとも、一緒に夜ご飯食べたり出かけたりするほど仲良くなりました。私はとてもシャイで、会話を続けることが苦手です。大人数が嫌いです。だから友達は少ない(たぶん自分の中の友達の定義がだいぶ狭い)。でもその数少ない友達との関係性はとてもとても強い。狭く深くタイプです。

思い描いていたようなキラキラ生活とは違うし、私の中で「友達」と呼べるのは現状2,3人しかいないけど、私は満足しています。こんなシャイなやつに、話しかけてくれて、友達になってくれた人がいることに感謝です。

 

ただ、「受け身」であることを変えられなかったのは、ちょっと反省です。

なんだか矛盾してますが、もう少し、積極性があってもよかったのかなぁと。

もっと、自分から話せるようにならないといけないなと思います。これはこれから社会に出たら絶対に必要とされるスキルだし、海外だったらなおさら必要です。

 

4人以上の会話になると昔から聞き役に徹してしまって発言しなくなるんですが、黙っていると必ず、ようこはどう思う?って話を振ってくれるんです、みんな。話に入れないなぁと思ってるとき、こうして輪に入れてくれるのはうれしいけれど、気を使わせてしまっているんだなとも思う。こっちに来てみて気づいたのは、ほんとにみんなよく喋る。しゃべり続ける。無言の時間はほぼない。だから黙っていると、話したいのに話せないのかなって心配される。相手がしゃべりかけてくれているのに、自分が気の利いた返しをできないこと、こっちから話しかけられないことがとても申し訳ないし悔しい。私が全然話さなくても、私の周りの人たちは、ようこはシャイだからって思ってくれてるような優しい人たちだったことに、甘えてしまっていて、積極的になろうという努力を怠ってしまったことを反省してます。

残りの1か月、ちょっぴり挽回できるよう努力します。

 

さてさて。

ところで、この留学を通して得たものってなんなのでしょう。

この留学は私に「圧倒的成長!」をもたらしたんでしょうか。

私はなにを、学んだんでしょうか。

 

私がノルウェーにきて強く意識するようになったのは、「日本人」というアイデンティティです。私のフラットは、私以外全員ヨーロッパ人です。フラットメイトのバディグループにも何度か参加していましたが、そのグループも全員ヨーロッパ人でした。そこで痛感した、アジアとヨーロッパの文化、ノリの違い。最初の頃、ヨーロッパの共通話題、ユーモアにまったくついていけなくて、つらかった。割とみんな自分中心で生きてること、視覚的な単純な笑い、基本下ネタメインのジョーク、とりあえず大人数で行動すること。なにもかも、嫌でした。アジアになんて興味ない、あんまり知らないって感じの人もいて、まあそんな人とは仲良くなれるわけもなくて。台湾人、韓国人の子と話しているときの安心感がとつもなくて、ああ、これが文化の壁か、と嘆く日々でした。

途中から、彼らに合わせようとすることをやめて、日本人らしく、自分らしく過ごそうと決めました。そうすると、なんだか楽になった。日本の思いやり精神は、すばらしいですね。相手のことを思いやる言動、優しさ。笑顔。これで私はフラットメイトとの信頼関係を築けたと思っています。世界はヨーロッパ中心なんだろうけど、だからってなにもかもヨーロッパに合わせる必要はないと思います。アジアの文化を卑下することはなくて、文化の違いとして理解できればいいと思うんです。ただ、自分の文化を知ってもらうためには、相手の文化を知ろうという態度が必要不可欠であると痛感しています。日本に興味をもってくれると嬉しいように、私も、相手の文化に興味をもつと、自然と良い関係は生まれるんです。日本のことを知ってくださいよ~と一方的に頼んだって意味ないんです。自分も歩み寄らなければならないんです。

そのためにはまず日本人はもっと、日本人であることに自信をもっていいと思うし、日本人であるという自覚をもたなければならないと思います。たとえば、みんな自国の政治や歴史をどうどうと話せるのに、私はあいまいにしか分かっていなかった。日本の文化を、自信をもって説明できなかった。やれグローバル化だなんだと言って世界史を必修にしたり英語に力を入れたり、国際なんちゃら学部をたくさんつくるのはいいですが、その前にまず自国のことを知らなきゃ、私たちは国際社会で宙ぶらりんな存在になってしまう。ノルウェーにきて、日本から出てみて、アイデンティティを確立できたのはとても面白いなと思います。そして自分が日本人であることを、誇りに思うようになりました。

 

この留学で得たものは、たぶん、「自信」です。

英語力がめちゃくちゃ伸びたとは思わないし、びっくりするくらい私変わった!!成長した!!とも思わないけれど、自分に「自信」がついた気がします。

私は一人っ子で、実家暮らしで、なにもかも親に頼ってこれまで生きてきました。

ろくに家事は手伝ってこなかった。困ったときはなんでも親に相談してました。だから、海外で一人で生きていけるのか、来る前は本当に不安でした。

ノルウェーについたとき、必要最低限のものしかない部屋、フラットメイトには誰にも会えなくて、ごはんもつくれないお湯も沸かせない、なんにも分からない。そんな状況がつらくて、泣きました。さすがに。でも泣いたのは、そのときだけです。あれだけ頼っていた親には、一度も電話をかけていません。ときどき写真や近況報告を送りますが、電話は意地でもかけなかった。たぶん一度声を聴いてしまったら、さみしさが増すだけで、逆につらくなるだけだったと思うので、結果的によかったと思います。

英語で話すのも最初は大変だったし声も小さくてなんか今思えばずっとおどおどしてました。家事を全部自分でこなさなければならないもの最初は負担だったし、ノルウェーは男女平等なのでレディファーストとか女性は弱い的な価値観のない社会に最初はついていけませんでした。ノルウェーの女性はみんな強くて怖かったんです。でもだんだん、自分が日本の伝統的なジェンダーステレオタイプを無意識のうちに受け入れていたことに気付きました。私は男の人に頼ってなんかないし、と日本では自分自立して強く生きてますって感じでしたが、ほんとはそんなことなかったんです。ここでは性別なんて関係なくて、一人の自立した大人、として扱われます。だから、全部ちゃんと一人でできないといけないんです。

 

「自信」がついたなぁと思うようになったのは、英語を話すことが嫌ではなくなった頃からでしょうか。もともと英語ができる方ではあったのですが、自己評価はとても低くて、いや私なんて全然英語出来ないし。やっぱネイティブには劣るし。と思ってて、日本ではまったく英語を使おうとしませんでした。必要だから勉強してるけど英語は好きじゃない、ってよく言ってました。

でもノルウェーに来て、私英語使ってどうにか生きていけてるじゃん、とポジティブに自分を評価できるようになりました。というのも、留学生は英語が母語じゃない人が多くて、なんならノルウェー人だって英語は母語ではないので、みんなネイティブみたいには話せないけど、そんなの気にせず英語で会話してる。私よりはるかにみんな英語で流暢に会話ができていて自分のスピーキング力のなさを痛感するけれど、うまいとか下手とかそんなのどうでもいいんです。よく言われることですが、英語はツールでしかないんです。そりゃうまいに越したことはないけれど、いや英語苦手だからって避けていたらなにも始まらないんです。言いたいことがちゃんと伝えられるようにもっと英語頑張ろう!みたいな向上心のある人間ではないので、いまだに英語は嫌いですが、勉強してきてよかったなって思います。

 

まだまだ自分にはだめなところはたくさんあります。勉強の面では、やはりアカデミックライティングが下手くそすぎるところ、発言できないところ。生活面では、料理がいまだにパスタしか作れないところ、結局あまりソーシャライズできていないところ。でも、泣きたくなる量の文献をちゃんと読みきったこと、いつも笑顔で友達と会話ができること、一緒に勉強して、一緒にごはん食べてくれると友達ができたこと、ジムにも一人で真面目に通ってること、きちんと買い物して洗濯して料理して生活していること。などなど、私的にはこうした小さなこと1つ1つが自信につながっています。

中学生の頃の担任が、口うるさく「井の中の蛙になるな」って言っていて、それが自分に強く影響していて、たとえこのコミュニティの中で成績が良くたって、社会にはもっと優秀な人がいるんだもん、って自己評価を低くしてきました。確かに、優秀な人はいっぱいいる。でも、ネガティブになったってなにもいいことないです。自分は自分なりに、自信をもって堂々と生きていくことの方が、いいなぁ、と漠然と感じています。それは決して自分の能力を自慢するとかそういうことではなくて、私はできるっていう自信をもつと、いろんなことが良い方向にいくし、やる前からあきらめたり、挑戦することから逃げなくなったように思います。

 

長々と、とっちらかったお粗末な文章ですが。感じたことが多すぎて、まとめきれていませんが。

何事も、振り返ること、はとても大切だと思うので。

 

今日はここまで。

もう街はクリスマス一色なので、次回は明るいトピックにしようと思います笑

 

では。

ノルウェーの自然

こんにちは。ロンドンから帰ってきましたようこです。

 

水曜に講義が入っていたので、火曜の深夜にロンドンから帰ってきたわけですが、水曜の朝になって「体調不良により休講だよ」というメールがきました。。。

なんのために帰った来たんだ。。。

ちなみに月曜の講義も体調不良で休講になってます。季節の変わり目だからかな、、、教授も体調管理しっかりしてほしいものです。

 

さて、今日はノルウェーの自然について。

私がノルウェーにきたのは8月。朝5時に日が出て夜は9時に日が沈む長い一日。蒸し暑くなくてとっっっても過ごしやすかったです。ぽかぽか陽気なのでみんな外でピクニック、ハイキングしてました。外にでないともったいない!ってくらいの天気の良さでした。

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通常この夏の時期は9月には終わるらしいのですが、今年は夏が長くて、9月末近くまでぽかぽか陽気。半袖で過ごせました。

ところが9月末に突然、秋がきました。ダウン着よう。。。。ってなるレベルの寒さに襲われ見事に体調を崩しました。季節の変化が急激すぎますね。秋だと思ったら今度はまた温かくなったり、毎日何を着たらいいのやら状態。昼間はすごく温かいのに夜はめちゃくちゃ寒い。これが一番困りましたね。

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10月中旬からは葉っぱが緑から赤や茶色へと変化し、ああ、秋だな~としみじみしていたわけですが、ついに今日雪が降りました。

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気温は今日からマイナスへ突入です。

寒いです。

日のでは8時過ぎ、日の入りは16時半頃。

これは確かにサプリメントがないと鬱になっちゃうなぁという感じです。

10月中旬2週間ほど、ずっと曇りと雨で太陽がでていなかったとき、だいぶメンタルきましたね。疲れもまったくとれなくて、太陽の大切さを実感しました。

 

私は東京の出身なので雪国生活は初めて。いまは雪が降ってテンション上がってますが、どうなることやら。。。でもすでに街中はクリスマスモード!かわいい装飾たちにほっこりしながら温かい部屋で過ごすことになるでしょう。まあ私はあと2か月ほどしかここに住まないのでね。本当の冬は1月2月だそうなので、本格的な冬が始まる前に帰国します。

 

追記

これを投稿した次の日(11/5)が初雪でした!f:id:Y0K0i:20161125010911j:imagef:id:Y0K0i:20161125010935j:image

1日でかなり積もりました。

写真は近くの湖Sognsvannです。こんな雪でもノルウェー人は走ってました。日曜に行ったら子供はソリしてるしスキーしてる人もいるし、ノルウェー人生き生きしてました。

この雪降って1週間くらいずっと寒くて、気温がマイナスでしたがだんだん暖かくなって雪はもう完全にとけました。次降るのはいつでしょう。。。

 

それでは。

授業について②

さて、続きです。

 

オスロ大学の授業料はタダです。

ノルウェーの学生も、留学生もみんなタダです。semester feeというまあ諸経費のみ払います。これも5000円くらいですかね。

これだけ聞くと、なんて学生に優しいんだ〜と思いますが、実際様々なお金がかかります。

まず教科書代!!2万円余裕で超えました。

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コンペディウムっていうオンラインにない論文たちを集めたものが教科書として指定されてるんですが、これが高かったですね。。。

 

そしてさらに印刷代もかかる。

最初100NOKは全員割り当てられてて、だいたい120ページくらいはタダで印刷できるんですが。私の取っている授業では教科書に加えて文献をオンラインソースから入手するものが多くて、私は紙じゃないと読めないアナログ人間なのでそれらを全部印刷してたら100NOKなどあっという間になくなり、さらに200NOK課金しました。なんか無駄に紙質がいいんですよね。私の大学なんて700ポイントも割り当てられてるのに!!なんでも高いですねここは。

 

あとは留学生についてなんですが、ほんとにみんな旅行します。授業普通に休んで旅行します。日本人は1年間の留学がメインですが、他の国は1学期だけがメインのようです。EU圏のプログラムがあるのでヨーロッパの学生が多いんですが、とにかくドイツ人が多いです。

授業休むは文献読んでこないわ、わりとみんな遊んでます。留学生って基本そうなんだろうか。。。韓国人の友達に聞いたら、韓国人にとって留学は旅行らしいです。でもそれは韓国の大学が厳しいからでしょうね。

ノルウェー人はみんなすごい勉強してます。図書館とか自習スペースがテスト期間に限らずいつでも混雑してます。

 

と、ぼやいていますが私も遊んでます。授業は週に4コマしかないのでね。ちゃんと文献も読みつつ、出掛けてますよ。オスロのカフェを開拓してます。それについてはまた今度。

 

11月中旬からいよいよテストが始まります。

その前に、私は明日からロンドンに弾丸旅行してきます。。。

 

それでは。

授業について①

だいぶご無沙汰してます。ようこです。

 

中間レポート期間を乗り越えてやっと落ち着いたので更新します。

 

8月上旬にオスロに来たものの、授業自体がスタートしたのは9月1週目。。。

8月はもはや夏休みでしたね。

私が履修してる授業は

Norwegian life and society

Gender equality in the nordic countries

Nordic welfare society contemporary perspective

そして、最初は半期の学生対象のノルウェー語の授業をとっていたのですが、ドロップアウトしました。。。先生はノルウェー語でノルウェー語を解説するんですよ。そして週に6時間あるんですよ。課題も毎回でるし、ちょっと負担が大きすぎたのでやめました。授業自体はすごく楽しかったんですけどね。まあなによりドイツ人オランダ人の習得スピードについていけなかったのもあります。彼らの言語はノルウェー語に似てるみたいなので、すーぐ喋れるようになってました。アジア人つらいですね。

 

さて。

 

Norwegian life and socirety は留学生対象の講義です。ノルウェーについて全般的にカバーしてるイントロの授業なので、内容自体は簡単です。大きい講堂での授業なのでたまに出席する意味を見いだせないこともあります。うん。輪講なのでね。教授によってやっぱりクオリティはだいぶ変わってきますね。

Gender equalityのクラスですが、これは週2回で、講義とセミナーです。私がノルウェーにきたのはこの授業を受けるためと言っても過言ではないくらい楽しみにしていた授業です。しかしこの授業、2か月しかなかったんです。もう終わってしまいました。短期集中講座かよ。。。そして来月に3日間でレポートを書き上げるtake home examが待っています。この授業はリーディングの量が半端ないです。読み終わりません。ネイティブスピーカーのアメリカ人さえ、「多すぎ。読み終わるわけないでしょ」というレベルなのでね。毎週毎週大量の論文を読んだわけですが、どれもおもしろかったです。最初の方は量が多すぎてだいぶつらかったですけど、一番勉強になったのはこのクラスですね。

Nordic welfare societyですが、こちらも輪講。まあまあ広めの教室での講義です。最初の方はほんとに北欧の歴史。。。で全然つまらなかったんですが最近の授業はおもしろいです。Genderのクラスの内容と重複しているところもあるので、理解しやすいです。そしてこの授業は2000字の中間レポートがありました。これをパスしないと期末テストは受けられません。うう。たかが2000字、されど2000字!英語でレポートなんてほとんど書いたことなかったので、まずどうやって構成したらいいんだ、、、っていうところから始まり、referenceがとっても厳しいので、それにも時間がだいぶかかり。いったい日本でどんだけてきとうなレポートを書いていたんだと。痛感しました。無事パスできてることを祈るのみです。。。

 

そうそう、こっちの授業でおどろいたことは、

まず授業の時間について。

45分講義、15分休憩、45分講義。という構成です。講義自体は日本と同じ90分なんですが、途中に休憩をはさみます。理由は学生の集中力が切れるから、だろうです。ありがたいです。日本の講義もぶっ続けで90分なんてやめてほしいです。

そしてめちゃくちゃ学生がおとなしいということ。

私の海外の学生のイメージって、授業中ばんばん質問、発言する!みたいな感じだったんですが、それはアメリカだけなんでしょうか。ヨーロッパの学生は全然アグレッシブじゃないです。質問ありますか?しーん。。。っていう状況に驚きました。

 

授業のクオリティは、いいと思います。。。たぶん。

こっちの学生の勉強って、講義中心ではなくて自習中心というか。講義ですべてを説明してくれるわけではないので、自分で文献を読んで理解しないとだめだなと感じます。90分の講義に対して文献は80ページ近いのでまあすべてに触れてくれるわけないですよね。重要なところと、大枠だけ説明してくれる感じです。

ノルウェー人は英語が母語ではないので、教授によっては英語が苦手で「なんかうまく説明できないごめんね」って説明を放棄する人もいますが、全体的にとても分かりやすいイギリス英語で話します。スピードも速すぎずありがたいです。

 

まだまだ授業についてありますが、それは次に続きます。。。

食費はいったいいくらなの

こんにちは。日照時間が刻々と短くなっていて長い冬の訪れに怯えているようこです。

 

北欧は物価が高いといいますが、確かにその通りです。とにかく税金が高いです。デフレの日本で生活していればどこ行っても高く感じるのは仕方ないのですが、、、。

 

食材は税率が低いので、思っていたよりは高くない気がします。ただ、肉や魚を買おうとするとまあまあ値がはるので、サンドウィッチとパスタ生活を余儀なくされています(笑)ちゃんとした食事は大学の学食でできます。外食はバカ高いノルウェーですが、学食は良心的な価格設定な上に量り売りなので助かります。

 

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スーパーも、野菜は量り売りがあるので助かります。

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日本での生活のように、パンとメインと副菜とスープと、、、なんて凝ったもの作ろうとすると高いのでシンプルな食生活になりました。痩せましたね、確実に。外食が高いとなると買い食いしなくなりますね。

 

追記:これを書いた当時はよく分かってなかったので書いてませんでしたが。。。

食費は1ヶ月だいたい35000円かかってます。しかしこれは私がカフェによく行くからであって、毎日自炊して外食もほぼしなければもっと安くなります。ちなみに1NOK=13円で計算してますので、レートによってだいぶ変わってきます。

 

今日はここまで。

自己紹介

はじめまして。ノルウェーのオスロ大学に留学しているようこです。

交換留学で1学期間オスロ大学で勉強します。

faculty of humanitiesにいます。ジェンダー論と福祉政策を勉強します。

なんでノルウェーなのか、は長くなるのでまた今度。

 

さて。

 

なんでブログをはじめたかというと、ノルウェーに来る前に私自身オスロ大学に留学している人たちのブログを読み漁って、現地がどんな感じなのか調べまくっていたからです。ノルウェーに留学しようかなぁと考えている人たちの参考に少しでもなれたら幸いです。

 

まず、私が住んでるのはKringsjå Student Villageです。

ここと、Sognが留学生が多い寮と聞いたので選びました。

student villageという名がついていますが実際は家族連れもいるし働いてる人も住んでるし、完全な学生寮ではありません。そして同じ学生でもみんながオスロ大学の学生ではありません。

私は家賃は高くても別にいいよ、キッチンシェアする人数は少ない方がいいなって言ったら一番新しいビルになりました。キッチンは6人で共用、バスルームは自室にあります。バスルームも共用になると家賃は安いですが、こっちは男女関係なく割り当てるので、男の人とバスルーム共用っていう人も多いです。

 

で、同じ階に住んでる人たちをフラットメイトというんですが、このフラットメイトが寮生活においては重要な気がします。私のフラットメイトは留学生3人とノルウェー人1人、スウェーデン人1人(彼女のところに半同棲中でほぼ帰ってこない)です。留学生たちと仲良くなれたので、キッチンでたまたま会えば一緒に食事するし、遊びにも行きます。他のところだと、フラットメイト全員ノルウェー人でただ挨拶する程度、いつもパーティーやっててうるさいなどなど、私はとてもラッキーなようです。

寮生活といいながらただキッチンが共用なだけで普通に一人暮らしです。思い描いていた寮生活とはかけ離れていて最初は驚きましたが、常にみんなでいるわけではないこの感じが私にはちょうどいいです。

 

今日はここまで。

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